

‘REVERIE’ と「動画体質」
DSLR(デジタル一眼レフ)を使っての動画撮影のエポックは、2008年にCanon 5D Mark IIによって撮影された「REVERIE(夢想)」であることは間違いないらしい。この3分ほどのショートフィルムは一大旋風を巻き起こし、DSLR Videoの方向性を作ったと言える。(※このころ私は動画撮影に興味がなかったので、後から知ったことなんだけど) さて、これを撮影したのはVincent Laforet氏。ニューヨークタイムズ紙のフォトグラファーであり、スティル(静止画)の人である。彼は、2002年に911後のアフガニスタンとパキスタンの苦悩に関するフィーチャーストーリーの取材チームの一員としてピューリッツァー賞を受賞している。 そもそも、なぜスティルフォトグラファーが撮った作品が、これほどのセンセーションを巻き起こしたのだろう。 このことについてちょっと調べてみたくなったのは、いつも読んでいるraitank氏のブログでのコメントで、私が、「スティルフォトグラファーが動画を始めるのはそんなに難しいことじゃないよね」、ということを言ったら、rai