
すべてはスライドショーから始まった
さて、大晦日。 フォトジャーナリズムの世界で、海外ではマルチメディアの新しい表現形式がどんどん現れているのに、日本はその動きが鈍いことに焦燥感を持ちながら、いろいろな事例を紹介しようと始めたのが本ブログだった。 さまざまなコンテンツをピックアップしてきたけれど、海外、特に英語圏でマルチメディア化の動きが大きく加速した背景には一本のソフトウェアがある。その名をSoundslidesという。 Soundslides: Software for Storytelling これが世に出たのは2005年。作ったのはフォトジャーナリストのジョー・ワイス(Joe Weiss)氏。 そのきっかけは、彼が2002年に参加したフォトジャーナリズムのワークショップにスタッフとして参加した際、参加者のスライドショーを50編も作らなければいけなくなり、何とかこれを簡単にしたいと思ったのがきっかけだという。 そしてできたのがこのソフトだ。 これが紹介されてからというもの、全米の新聞社にまたたく間に広がり、世はスライドショーブームとなったのである。簡単にスライドーショーを作り